なぜ1票なのか

北沢てつや(長野市議)

2016年07月09日 22:01

 いよいよ明日7月10日(日)は参議院選挙の投票日ですね。
 長野県は2人区→1人区となりました・・・と言っているのですがどういうことか知っていますか?

 まず参議院は全定数242人です。長野県に参議院議員は4人いました。(2016年5月現在)
 参議院議員は6年任期で途中で解散するということはありません。
 昨年の夏に少し話題になっていたのですが、制度改革で「10増10減」なんて言葉を覚えていらっしゃるかと思いますが、それが今回の選挙から適用されています。
 つまり5地区(都道府県区)では定数が増員され、長野県のように5地区では定数が減らされてしまいました。
(合区というのもあるのですがここでは割愛します)


  ↑↑ こうした制度改正が行われました ↑↑

参議院というのは議会が滞ってしまうことを防ぐため、半分に分かれ、任期を全うします。
今回の参議院議員選挙では半分の121人が改選期となっています。ですので先に長野県では4人いますと話しましたが、内2名はまだ任期中です。(こちらは残り3年あります。)


 さて選挙になるとよく「自分の一票じゃ変わらない。」なんて言葉を聞きます。本当にそうでしょうか?

 アイドルのA〇B総選挙ではCDを買うと買った枚数だけ投票券が付いてくるそうです。そのため自分が一押しの女性に多くの票が投じれるという何とも平等性に欠ける選挙であります。

 しかし通常の選挙では皆が平等に1人1票しか与えられません。
 どんなに権力を持った社長さんだろうと、有名人だろうと、年金生活の高齢者だろうと、18歳の高校生だろうと、高所得者だろうと選挙の時はみな1人1票なんです。そこに不公平はありません。だからこそ「自分の1票じゃ変わらない。」というのは正しいのでしょうか?

 誰も自分の1票で変わるとは思っていないけれども、思いや託す気持ちは必ず票数に反映されます。社会とはそうした国民の声の集合体でできてるのではないでしょうか?

 皆さんお一人に必ずある「自分の1票」
 是非ともアナタのお気持ちや声を聞かせてください。







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