外国語指導助手(ALT)について

北沢てつや(長野市議)

2019年07月11日 08:44

令和になり初めての議会が行われた際、一般質問を行いましたのでその質問をご紹介いたします。
『外国人指導助手(ALT)』についてです。


<以下質問>
外国語指導助手、ALT採用について伺います。
小学校の外国語活動と外国語科完全実施が令和2年度年度からと伺っていますが、その際には、小学校3、4年生が年間35時間、約週1時間、小学校5、6年生は年間70時間となり、週2時間入ってくるということと理解しております。

平成30年度、令和元年度の2年間は、移行期間となっており、期間中は各校によってバラつきがあるようですが、小学校3、4年生は年間15時間から35時間の間、小学校5、6年生については、年間50時間から完全実施の時間の70時間の間で各校の判断に委(ゆだ)ねられておりますが、ALTの配置においては始まっている状況です。

 市教育委員会のお考えでは約4回に1回の25%程度、ALTを配置することとしています。この新学習指導要領の移行期間を経て、完全実施に向けて、今年度からは小学校3、4年生には約60パーセント、年間15時間のところもあれば、年間35時間のところもありますが、その時数に応じて約60パーセントのALTの配置を計画しており、当然それに伴ってALTは、大幅な増員が必要になってくると推察いたしますし、令和2年度の完全実施になったときには、更に時数が増えますので、ALTもその60パーセント、25パーセント維持するとなると、当然人数も増やしていかなくてはならないという状況になってまいります。
 まず1点目として本市としてALT拡大にあたりどういった計画であるのかお伺いいたします。

 3月に北九州市にあります認可外保育施設に勤務するカナダ人の男性講師がこの施設に通う当時2歳の男児への暴力行為に及んでいたことがわかり、市は施設に対して特別立ち入り調査を実施し、口頭指導を行ったそうです。
このカナダ人講師はネイティブ英語講師として2001年に来日、私立高校や私立中学のALTとしても長年勤務経験があったようです。
 そこで2点目として、本市においてALTの採用においての判定基準はどのようになっているのか。お伺いいたします。

 小学校の外国語活動においてALTに求めるネイティブとはどういったものになるのでしょうか?
「指導教材の準備・作成の補助」「担任または担当教員が行う英語の授業の補助」「言葉の使用法、発音など」「児童生徒との会話や交流」「母国の言語や文化についての情報提供」など様々な役割があると感じておりますが、長きに渡り海外での生活をしていた日本人、逆輸入のALTなども一つではないでしょうか。
 ネイティブな発音や言葉の使い方説明、児童や担任らとのコミュニケーションには支障はありませんし、日本の教育についての知識もあります。
3点目として一定期間以上の留学、海外生活をしている日本人ALTの登用についてご所見をお伺いいたします。

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