所在者不明の空き家を壊す

北沢てつや(長野市議)

2020年02月11日 23:03

 鶴賀居町にあります、古びた家屋が市の略式代執行により、取り壊される事となりました。

 これは以前、曹洞宗の尼僧さんが住んでいた家屋だったようで、尼僧さんが18年ほど前に亡くなって以来、空き家になっており、更に登記もされていない事から所持者不在物件として扱われ、倒壊の危険性もあるため、代執行をする運びとなりました。

 仏像などが置かれていたため、魂抜きの儀式がされ、博物館で保管するものも。
 ちなみに更地にされたあと、競売される予定です。
 長野市にはまだまだ空き家が多く存在していますが、こうした(持ち主不明のため)代執行を行えるケースは稀です。
 今後は地権者の責任において危険空き家の撤去や、これから住む予定のない空き家などは行政が主体となって整理していく方策を考えていかなければどんどん朽ち当てる気がします。

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