長野市にある「中間教室」って・・・【質問篇】

北沢てつや(長野市議)

2020年06月30日 20:12

長野市議会6月定例会にてワタシが行った質問項目を皆さんにお伝えしていますが、今回は「中間教室について」になります。
ご存じの方も少ないかも知れませんが、長野市にはこうした場所もあります。
質問だけでは全てはわからないかも知れませんが、読んでみて欲しいと思います。


以下質問文になります。

 中間教室についてお伺いいたします。
 様々な理由で学校へ行きにくくなっていたり、いけない状態が続いたり、登校することに抵抗感を持っている児童・生徒を一時的に受け入れ、自立心や社交性を高め、学習や集団活動に意欲が持てるよう、支援する場所としてこの中間教室があると認識しています。
 現在豊野にあります、かがやき教室は水害被害のため、閉室中ですが、市内に計7教室あり各教室10名前後の子どもたちを受け入れていると聞いております。まずはじめに、中間教室全体で受け入れております小・中学校別の割合をお伺いしたいと思います。

 次に現在、中間教室では基本1名の常勤体制で行っており、巡回の職員を含めても2名体制だと聞き及んでいます。
預ける保護者としては「また学級に戻った時に勉強についていけるだろうか。そこでまた挫折してしまうのではないか。」と心配される方もいらっしゃるようです。学力の遅れを出さないための対策はどのようになっているか、お伺いいたします。

 更に中間教室では給食がないため、保護者がお弁当を用意することになります。市内には7教室しかありませんから、遠方から通う児童・生徒も多くいて、徒歩や自転車で通えない子は保護者の送迎が必要になり、家庭の負担もとても重くなります。中間教室では出席扱いになるのですが、保護者の事情で通えない日も出てしまうのではないかと心配しますが、担任教員との連携を含め、中間教室での出席状況はどのように把握しているのかお伺いいたします。

 中間教室に通った生徒、特に中学生ですが、高校受験の際に出席日数の問題が出てくるのではないかと心配されている保護者もいるようです。登校が出来なくなってから、学校では様子を見ている時間として数週間から数か月が経ってしまい、そこから中間教室を紹介され、利用するまでとなりますと、この間は大きな空白の時間が出来てしまいます。その間の対応はどうなっているのか伺います。

 最後にこうした対応の中でも高校受験が控えており、出席日数不足、定期試験の未受験などで通知表の評価がつかず、通信制の高校や私立の高校にしか選択肢がなくなるとの声を聞きました。一つの区切りで通常の学校生活に戻れる可能性はある中、子どもたちの選択肢が限定されてしまうのではないかという心配をしていますが、この点についてお伺いしたいと思います。


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